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メンタルヘルス対策~中小零細企業が取り組むべき心の健康管理(5/6)

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【第5回】メンタルヘルス対策~小樽・後志・札幌の中小企業が取り組むべき心の健康管理

前回のおさらい

前回は、健康診断の結果を活用した予防対策についてお伝えしました。今回は、健康経営のもう一つの重要な柱である「メンタルヘルス対策」について解説します。

メンタルヘルスは他人事ではありません

「うちの会社は小さいからメンタルヘルスの問題はない」と考えている経営者の方もいらっしゃるかもしれません。しかし、小樽市や後志地方、札幌市の中小企業でも、メンタルヘルスの問題は確実に増えています。

特に、冬場の日照時間が短い北海道では、季節性の気分の落ち込みなども起こりやすく、メンタルヘルス対策は重要な経営課題です。

ストレスチェックの義務化と小規模事業場

従業員50人以上の事業場では、年1回のストレスチェックが義務化されています。さらに、2025年の労働安全衛生法改正により、将来的には50人未満の事業場にも義務化される見込みです。

義務化される前から、自主的にストレスチェックを実施することで、従業員のメンタル不調を早期に発見できます。

中小企業でもできるメンタルヘルス対策

対策①相談しやすい環境づくり

札幌市内のある企業では、月に一度、経営者と従業員の1対1面談の時間を設けています。業務の話だけでなく、健康面や悩み事も気軽に話せる雰囲気を作ることが大切です。

小樽の小売業では、匿名で相談できる「意見箱」を設置し、従業員の声を拾い上げる仕組みを作りました。

対策②長時間労働の是正

メンタル不調の大きな原因の一つが、長時間労働です。残業時間の管理を徹底し、休日もしっかり取れるようにすることが予防につながります。

後志地方の建設業では、繁忙期でも連続勤務日数を制限し、必ず週に1日は休めるようにしたことで、従業員の疲労度が改善しました。

対策③外部の専門機関の活用

小規模な企業では、社内にメンタルヘルスの専門家がいないのが普通です。そんなときは、外部の支援機関を活用しましょう。

  • 産業保健総合支援センター(無料相談)
  • こころの健康相談統一ダイヤル(0570-064-556)
  • 地域の精神保健福祉センター

札幌、小樽、後志の各地域には、こうした相談窓口があります。

早期発見・早期対応が鍵

メンタルヘルスの問題は、早期に気づいて対応することが何より重要です。以下のようなサインに気づいたら、早めに声をかけましょう。

  • 遅刻や欠勤が増える
  • 表情が暗くなる
  • ミスが増える
  • 身だしなみが乱れる
  • 周囲とのコミュニケーションが減る

職場復帰支援も大切

もし従業員がメンタル不調で休職した場合、復帰後のサポートも重要です。いきなりフルタイムで働かせるのではなく、段階的に業務を増やしていく「リハビリ出勤」なども有効です。

札幌市内の企業では、復帰後の従業員に対して、産業医との定期面談を設定し、無理のない働き方を一緒に考えています。

心の健康も経営課題です

身体の健康と同様に、心の健康も経営者が意識して守るべきものです。小樽・後志・札幌の中小企業だからこそ、一人ひとりに目が届く距離感を活かして、メンタルヘルス対策を進めていきましょう。

次回予告

最終回となる次回は、健康経営を進めるうえで活用できる助成金や認定制度、そしてシリーズ全体のまとめをお伝えします。

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