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健康診断の活用術~見落としがちな予防対策(4/6)

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【第4回】健康診断の活用術~札幌・小樽の中小企業が見落としがちな予防対策

前回のおさらい

前回は、中小企業が健康経営を始めるための5つのステップをご紹介しました。今回は、多くの企業が実施している健康診断を、どう活用すればよいのかを解説します。

健康診断、受けさせるだけになっていませんか?

小樽市や後志地方、札幌市の経営者とお話しする中で、「健康診断は毎年きちんと受けさせている」という声をよく聞きます。しかし、「その結果をどう活用していますか?」と尋ねると、多くの方が戸惑われます。

健康診断は受けることが目的ではなく、その結果を活用して従業員の健康を守ることが本来の目的です。

健康診断結果の3つの活用法

活用法①異常値のある従業員へのフォロー

健康診断で要再検査や要精密検査の判定が出た従業員に対して、適切なフォローを行いましょう。

  • 受診を促す声かけをする
  • 再検査の時間を就業時間として認める
  • 受診結果の報告を求める

札幌市内のある企業では、再検査が必要な従業員に対して、産業医との面談を設定し、早期治療につなげた結果、大きな病気を未然に防いだケースがあります。

活用法②全体の傾向を分析する

個人情報に配慮しながら、従業員全体の健康状態の傾向を分析することも重要です。

例えば、小樽の飲食業では、夜勤のある従業員に肥満傾向が見られたため、夜食の内容を見直し、健康的なメニューを提供するようにしました。

後志地方の製造業では、腰痛を訴える従業員が多かったため、作業姿勢の改善や補助器具の導入を進めました。

活用法③生活習慣改善のサポート

健康診断の結果をもとに、生活習慣の改善をサポートすることも効果的です。

  • 保健師や管理栄養士による健康相談の実施
  • 運動習慣づくりの支援(ウォーキングイベントなど)
  • 食生活改善のための情報提供

北海道特有の健康課題への対応

札幌や小樽、後志地方では、冬場の運動不足や、寒さによる血圧上昇などの健康課題があります。また、塩分の多い食事を好む傾向もあり、高血圧のリスクが高いと言われています。

こうした地域特有の課題を意識しながら、予防対策を進めることが大切です。

産業医や保健師の活用

従業員50人未満の小規模事業場では、産業医の選任義務はありませんが、地域の産業保健センターに無料で相談することができます。

札幌、小樽、後志の各地域には産業保健総合支援センターがあり、専門家のアドバイスを受けることが可能です。ぜひ活用しましょう。

予防こそが最大のコスト削減

病気になってから治療するより、予防するほうがはるかに低コストです。健康診断の結果を活用した予防対策は、従業員の健康を守ると同時に、企業の医療費負担を減らすことにもつながります。

次回予告

次回は、近年注目されているメンタルヘルス対策について、小樽・札幌・後志の中小企業でも取り組める方法をご紹介します。

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