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【第3回】今すぐできる!高年齢者労働災害防止の実務チェックリスト
前回のおさらい
前回は、高年齢者の労働災害防止対策として求められる4つの柱をご紹介しました。今回は、実際に何から手をつければよいのか、実務的なステップをお示しします。
まずは現状把握から始めましょう
対策を始める前に、まず自社の現状を把握することが重要です。以下のチェックリストを活用してみてください。
【安全衛生管理体制チェック】
- □ 高年齢者対策について話し合う場がある
- □ 従業員の年齢構成を把握している
- □ 高年齢者から意見や不安を聞く機会がある
【職場環境チェック】
- □ 照明は十分に明るいか
- □ 床に段差やつまずきやすい箇所はないか
- □ 通路に障害物が置かれていないか
- □ 階段に手すりが設置されているか
- □ 冬場の凍結対策ができているか
- □ 重量物を運ぶ際の補助具があるか
【健康管理チェック】
- □ 定期健康診断を全員が受診している
- □ 健康診断の結果を把握している
- □ 持病や通院状況を把握している
- □ 体力的に無理のない作業配置になっているか
小規模事業場でも無理なくできる対策
零細企業や個人事業主の方から「予算がない」「人手が足りない」という声をよく聞きます。しかし、お金をかけずにできる対策も多くあります。
費用をかけずにできる対策例
- 朝礼で体操やストレッチの時間を設ける
- 作業手順を見直し、無理な姿勢を減らす
- ベテラン従業員と定期的に面談し、体調や不安を聞く
- 休憩時間をしっかり確保する
- 作業場所の整理整頓を徹底する
少額の投資で効果的な対策
- 滑り止めマットの設置(数千円〜)
- LED照明への交換(視認性向上と省エネ)
- 台車やキャスター付き器具の導入
- 踏み台や手すりの設置
助成金の活用も検討しましょう
高年齢者の安全衛生対策には、国の助成金制度が活用できる場合があります。例えば、「エイジフレンドリー補助金」は、中小企業が高年齢者の労働災害防止のために行う設備改善等に対して、費用の一部を助成する制度です。
社労士にご相談いただければ、活用できる助成金のご提案や、申請のサポートをさせていただきます。
記録を残すことも大切
対策を実施したら、その内容を記録に残しましょう。いつ、どのような対策を講じたのかを記録しておくことで、万が一の際にも適切に対応していたことを示すことができます。
次回予告
次回は、他の企業がどのような工夫をしているのか、具体的な事例とヒントをご紹介いたします。

