2026年9月2日(水)、ウィズコム(寿都町総合文化センター)で開催された「新規就業者受け入れ漁業者向けセミナー(持続可能な漁業経営のため、新規就業者受け入れについて学ぼう!)」にて、つるき社労士・行政書士事務所の鶴木がセミナー講師を担当させていただきました。
テーマは「漁業における新規就業者の定着強化 ― 人を守り、育て、未来へつなぐ ―」。人材定着についてのお話です。
今回は特にハラスメントやコンプライアンスについて、というご依頼でしたので、難しい法律の話は少なめに、「指導とハラスメントの違い」を中心にお伝えしました。内容の一部をご紹介します。
「危ない!」と大声で言うのは、パワハラですか?

今回は、ハラスメントやコンプライアンスについて重点的に話してほしいというセミナーのご依頼でした。そこで、漁業の現場に合わせて「どのような背景で声を掛ければパワーハラスメントにならないのか」を、具体例を出して説明しました。
たとえば、漁業は海の上で仕事をするため、危ない場面があります。
ベテランが、「危ない!」「止まれ!」と新人に大声で言うのは、パワハラに当たるのでしょうか?
社労士としてお伝えしたいのは、危険を大声で伝えることはすぐにパワハラには当たらない、ということです。事故を防ぐためには重要な行動です。
ただし、その後にベテランが新人に対して、「何回言ったら分かるんだ」「お前は向いていないんじゃないか」と人格を否定すると、パワハラに当たります。
危険な状況では、短い言葉が必要です。でも落ち着いたら、きちんと理由を説明することが大事です。
このような具体例を出しながら、パワハラとの線引きをお伝えしてきました。
昔からのやり方を、全部変える必要はありません

今回のセミナーで、私が一番伝えたかったのは、昔からのやり方を全部変える必要はない、ということです。
長く続いてきたやり方には理由があります。経験を重ねた漁業関係者様の技術や仕事への誇りはしっかりと残すのが大事です。
その上で、伝え方や職場の仕組みだけを「今」に照らして、必要なところだけ「ちょっとだけ変えてみる」。
それを意識していただくことが重要というのが、私のお伝えしたかったことです。
最後に 法律も教え方も、社労士がサポートします

全国の漁業就業者は、この20年で約半分に減りました。働く側から職場が「選ばれる」時代だからこそ、「採用する」だけでなく「残ってもらう」ことが大切です。
そのためには、教える側の意識も変える必要があります。
とはいえ、漁業関係者の方には本業があります。法律を自分で確認しながら、新しい教え方まで学ぶのは大変な労力です。
そこが社労士の出番です。私は法律面と心理面の両方からサポートできます。今の時代に合った教え方と、法令を守った職場づくりをサポートしますので、ぜひご依頼ください。
私は小樽の出身で、海は子どもの頃から身近な存在でした。漁業の専門家ではありませんが、「人」の側からお話しできることがあります。
これからも社労士の鶴木は、北海道の漁業・農業をはじめとする一次産業の経営者さまに寄り添い、安心して働き続けられる労働環境のサポートをさせていただきます。
セミナーや人事労務のご相談があれば、初回無料で対応可能です。今回の内容のように、依頼者様のお仕事や状況に合わせて分かりやすく説明させていただきますので、お問合せページからお気軽にご連絡ください。

