【第7回】一人で抱え込まないで~相談窓口とまとめ(7/7)
これまでの振り返り
6回にわたり、燃え尽き症候群(バーンアウト)について、基本知識から予防・対策、回復支援までお伝えしてきました。最終回の今回は、相談窓口のご案内とシリーズ全体のまとめをお伝えします。
バーンアウトは「甘え」ではありません
「気合いが足りない」「根性がない」──そんな言葉で片付けてはいけません。バーンアウトは、WHOも認める職場の問題です。
札幌市や小樽市、後志地方の中小企業経営者の中にも、「昔はこんなことで弱音を吐く人はいなかった」と思われる方がいるかもしれません。しかし、時代は変わり、働き方への価値観も変化しています。
大切なのは、従業員一人ひとりの心身の健康を守り、長く安心して働ける環境を作ることです。
北海道内の主な相談窓口
①北海道産業保健総合支援センター
- 札幌市中央区北3条西3丁目
- 電話:011-242-7701
- 従業員50人未満の事業場も無料で相談可能
②札幌市こころのセンター
- 電話:011-622-0556
- 心の健康に関する相談窓口
③小樽市保健所
- 電話:0134-22-3110
- 心の健康相談も対応
④こころの健康相談統一ダイヤル
- 0570-064-556
- 全国共通、地域の相談窓口につながります
⑤働く人の「こころの耳電話相談」
- 0120-565-455(フリーダイヤル)
- 月・火:17:00〜22:00、土・日:10:00〜16:00
社労士もご相談ください
私たち社会保険労務士は、労務管理の専門家として、バーンアウト予防のための職場環境改善や、メンタルヘルス対策の制度設計をサポートできます。
小樽市、後志地方、札幌市を中心に、多くの中小企業の労務管理をサポートしてきた経験から、皆様の事業規模や業種に合った現実的な対策をご提案いたします。
バーンアウト対策のまとめ
①予防が何より大切
- 業務負荷の適正化
- コミュニケーションの活性化
- 適切な評価と承認
- 休暇取得の推進
②早期発見・早期対応
- 定期的な面談
- 変化への気づき
- 相談しやすい雰囲気づくり
③経営者自身のケアも忘れずに
- 意識的に休む
- 相談相手を持つ
- 健康管理を優先
④専門家の力を借りる
- 産業医
- 産業保健センター
- 社労士
- 医療機関
投資としての労務管理
バーンアウト対策にかかる時間や費用は、コストではなく投資です。従業員の健康を守ることで、生産性が向上し、離職率が下がり、企業の価値が高まります。
特に人材確保が難しい北海道の中小企業にとって、今いる従業員に長く元気に働いてもらうことは、経営戦略そのものです。
最後に
バーンアウトは、誰にでも起こり得ます。真面目で責任感の強い人ほど、リスクが高いのです。
だからこそ、日頃から従業員の様子に気を配り、「疲れていないか」「無理をしていないか」と声をかけることが大切です。そして、経営者自身も、自分の心身の状態に目を向けてください。
小樽・後志・札幌の中小企業が、バーンアウトのない、従業員が生き生きと働ける職場になることを願っています。
何かお困りのことがございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。一緒に、より良い職場環境を作っていきましょう。

