タイパ時代の職場コミュニケーション
~「長い話」が敬遠される理由とは?(3/7)
最近の若手社員とのコミュニケーションにおいて、「話を最後まで聞いていない気がする」「説明しても反応が薄い」と感じる経営者や管理職の方も多いのではないでしょうか。
その背景の一つにあるのが、「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する価値観です。
Z世代を中心に、「短時間で必要な情報を得たい」という意識が強くなっています。
例えば、
・結論がなかなか出てこない説明
・目的が曖昧な長時間ミーティング
・昔話が中心の指導
・何度も繰り返される注意
こうしたコミュニケーションは、「時間効率が悪い」と受け止められやすい傾向があります。
もちろん、雑談や経験談そのものが悪いわけではありません。
実際、何気ない会話から信頼関係が生まれることもあります。
ただ、今の若手世代は「まず結論」「何のための話か」を重視する傾向があります。
そのため、
・最初に目的を伝える
・要点を整理して話す
・短時間で区切る
・必要に応じて文字でも共有する
といった工夫が効果的です。
特に北海道の中小・零細企業では、経営者自身が現場対応や営業も兼ねているケースが多く、「忙しい中で話している」という意識もあると思います。だからこそ、“伝わる話し方”に変えるだけで、職場の空気が大きく変わることがあります。
「若手が変わった」のではなく、「情報の受け取り方」が変わった。
そう考えると、コミュニケーションの工夫もしやすくなるかもしれません。
次回は、「見て覚えろ」が通用しにくくなった背景について考えてみます。

