社労士の鶴木がWebマガジン『くらしごと』でインタビューされました

管理職向けハラスメント研修の重要性とは(1/5)

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~「管理職が変われば職場が変わる」理由~

近年、「ハラスメント」という言葉を耳にする機会が増えました。パワーハラスメントをはじめ、セクシュアルハラスメントやマタニティハラスメントなど、企業には安心して働ける職場環境を整備することが求められています。

その一方で、北海道の中小企業や零細企業の経営者の方からは、「社員数が少ないから大丈夫」「家族のような職場だから問題は起きない」といった声を伺うことも少なくありません。

しかし、実際には企業規模に関係なくハラスメントは発生します。むしろ、従業員同士の距離が近い小規模事業所だからこそ、一度トラブルが起きると職場全体に大きな影響を及ぼすケースもあります。

そこで重要になるのが、管理職向けハラスメント研修です。

管理職は、会社の方針を現場で実践する立場であり、部下への指導や評価、相談対応など、多くの場面で職場環境づくりに関わっています。管理職の言動一つで職場の雰囲気が良くなることもあれば、反対に社員が萎縮し、相談しづらい職場になってしまうこともあります。

特に近年は、「昔は当たり前だった指導」が、現在ではハラスメントと受け取られる場合もあります。

もちろん、部下を指導すること自体が悪いわけではありません。業務上必要な指導は、会社にとって欠かせないものです。大切なのは、「相手の人格を否定せず、業務改善を目的として適切な方法で伝えること」です。

ところが、管理職自身がハラスメントについて正しい知識を学ぶ機会がないまま昇進しているケースも少なくありません。その結果、「どこまで指導してよいのかわからない」「何も言えなくなってしまった」という悩みを抱える管理職も増えています。

だからこそ、管理職向けの研修では、「ハラスメントをしないための知識」を学ぶだけでなく、「適切な指導方法」や「部下とのコミュニケーションの取り方」についても学ぶことが重要です。

研修を受講した管理職が職場で適切なコミュニケーションを実践できるようになると、部下も安心して相談しやすくなり、職場の風通しが改善されます。その結果、ハラスメントの未然防止だけでなく、離職防止や職場の活性化、生産性の向上にもつながることが期待できます。

ハラスメント対策は、「問題が起きてから対応する」ものではなく、「問題を起こさない職場をつくる」ための取り組みです。そして、その中心となるのが管理職の役割です。

次回は、「管理職が知っておくべきハラスメントの基礎知識」として、パワーハラスメントの定義や判断のポイント、管理職が特に注意したい言動について、わかりやすく解説いたします。

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この記事を書いた人

鶴木貞男のアバター 鶴木貞男 特定社会保険労務士・行政書士
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