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経営者こそ注意が必要~自分自身のバーンアウトを防ぐために(5/7)

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【第5回】経営者こそ注意が必要~自分自身のバーンアウトを防ぐために(5/7)

前回のおさらい

前回は、職場でできるバーンアウトの予防対策についてお伝えしました。今回は、経営者自身のバーンアウトに焦点を当てます。

経営者のバーンアウトは深刻

実は、経営者の34.4%がバーンアウトを経験しているというデータがあります。札幌市や小樽市、後志地方の中小企業経営者は、経営判断から現場作業まで、すべてを一人で抱え込みがちです。

「従業員には休めと言うけれど、自分は休めない」「経営のことを考えると夜も眠れない」──そんな悩みを抱えている経営者は少なくありません。

経営者がバーンアウトに陥ると

経営者がバーンアウトに陥ると、以下のような影響が出ます。

  • 経営判断力が低下する
  • 従業員への指示が曖昧になる
  • イライラして従業員に当たってしまう
  • 新しいアイデアが浮かばなくなる
  • 健康を害し、事業継続が危うくなる

小樽市内のある経営者は、過労で倒れ、数か月間休養を余儀なくされました。その間、従業員も不安に陥り、事業に大きな影響が出たそうです。

経営者がバーンアウトになりやすい理由

①すべてを自分で抱え込む

「自分がやらなければ」という思いから、業務を人に任せられない経営者は多くいます。後志地方のある製造業の社長は、「従業員に任せても結局やり直しになるから、自分でやった方が早い」と言っていました。

しかし、それでは経営者自身が疲弊してしまいます。

②相談相手がいない

経営の悩みは、従業員には相談しにくいものです。「弱みを見せられない」「心配をかけたくない」という思いから、一人で抱え込んでしまいます。

札幌市内の経営者は、「同じ立場の経営者仲間と話すことで、気持ちが楽になった」と語っていました。

③休むことへの罪悪感

「自分が休んだら会社が回らない」と考え、休むことに罪悪感を持つ経営者もいます。しかし、倒れてしまったら、もっと長く休むことになります。

経営者自身ができる対策

対策①意識的に休む

スケジュールに「休息」を組み込みましょう。小樽の観光業の経営者は、毎週日曜日は必ず休むと決め、その時間は一切仕事のことを考えないようにしています。

対策②業務を手放す勇気を持つ

すべてを自分でやる必要はありません。従業員を信頼し、任せることで、従業員も成長します。後志地方のある企業では、経営者が意識的に権限委譲を進めた結果、従業員の自主性が高まりました。

対策③相談相手を持つ

同業の経営者仲間、顧問税理士、社労士など、信頼できる相談相手を持つことが大切です。札幌商工会議所や小樽商工会議所などでも、経営者向けの相談窓口があります。

対策④健康管理を優先する

経営者こそ、定期的な健康診断を受け、運動や睡眠を大切にしましょう。健康を害しては、事業を続けることはできません。

対策⑤趣味や息抜きの時間を持つ

仕事以外の楽しみを持つことも重要です。小樽の経営者の中には、週末に登山やスキーを楽しむことでリフレッシュしている方もいます。

弱さを見せることは恥ではない

「経営者は強くなければならない」という思い込みを捨てましょう。疲れたときは「疲れた」と言える勇気を持つことが、長く経営を続ける秘訣です。

次回予告

次回は、従業員がバーンアウトに陥ってしまった場合のサポートと回復支援について解説します。どう声をかけ、どうサポートすればよいのか、具体的な方法をお伝えします。

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