『ニューカントリー2025年夏季臨時増刊号』に社労士の鶴木の記事が掲載

行政書士って、なにができるの?(その2)

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「社労士×行政書士」のシナジー~よくあるご相談事例から~

こんにちは、鶴木貞男です。
前回は「行政書士の仕事とは何か?」を簡単にご紹介しました。
今回は、社労士と行政書士を兼ねることでどんなメリットがあるのか、実際にあったご相談事例を交えてお話ししていきます。

私のところに寄せられる相談で、特に多いのが「起業」や「法人化」に関するものです。
ある日、建設業を営む方からこんなご相談がありました。

「建設業許可を取りたいんだけど、人も雇い始める予定で。社保や労災の手続きも必要なんだよね…」

このような場合、建設業許可の取得は行政書士の仕事。
一方で、従業員を雇うための労働保険や社会保険の手続きは社労士の仕事です。
この両方を一括でサポートできると、事業主さんの手間もストレスも大きく減ります。

また、農業法人を設立された方からはこんなご相談もありました。

「家族経営から法人化したけど、雇用契約書とか、残業時間のこととか、わからないことだらけで…」

こちらも、法人化にまつわる書類整備は行政書士の領域ですが、労働時間や休日管理などは社労士の専門分野。
二つの視点を合わせてサポートすることで、「実務に即した制度づくり」が可能になります。

さらに、私は大学(北海道大学や小樽商科大学)で約30年にわたって、人事・労務の業務を担当してきました。
その経験から、ハラスメント対応や労務トラブル、教育現場や医療現場の特殊な事情にも明るく、多面的な支援ができることが強みです。

次回は、こうした専門性を活かして、**「どんな場面で行政書士に相談すると良いか?」**をもう少し丁寧にご紹介していきます。
実は、もっと気軽に相談していただいて良いんですよ♪

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