「採用のミス」を防ぐ!~効果的な面接と選考方法(その2)
採用の失敗がやはり深刻なダメージ
「なんとか人を採用したもの、すぐに辞めてしまった…」
「入社後にトラブルが起き、職場の雰囲気がすごく上がった…」
「一生懸命教育したのに、まったく戦力にならない…」
こんな経験をされたことはないですか?
採用のミスは、単に「合わなかった」ではありません。
一度でも間違った人材を採用してしまうと、その影響は長期にわたって企業にダメージを与えます。
まず、大きな問題となるのがコストの損失です。
求人広告を出し、面接の時間を割き、入社後の研修を行い、業務を覚えさせます。
ここまでにかかるコストと時間は、とても軽視できるものではありません。
例えば、採用に30万円かけたとしても、その人材が半年で辞めてしまえば、投資した分の回収ができないことに加え、新たな採用活動の負担が発生します。
さらに、採用ミスが続くと、職場の職員にも悪影響があります。
それに加えて、人材の定着率が低いと、社外からの企業イメージも悪くなります。
例えば、求人サイトやSNSで「この会社はすぐに人が辞める」といった評価が広がれば、優秀な人材ほど応募を控えるようになります。
しかし、最も懸念されるのが、採用のミスが労務トラブルに発展するケースです。
「面接で聞いていた話と違う」とクレームがあったり、適性を見られないまま採用した結果、ハラスメントや問題行動を起こすようになったり…。
こうした問題が発生すると、対応に追われる時間が増大し、経営者や人事担当者の負担はさらに増大します。
「この人なら大丈夫」と思って採用したはずなのに、なぜこんなことが起こるのでしょうか?
その答えは、多くの企業が採用のプロセスを軽視しているからです。
では、採用の失敗を防ぐ、会社にとって本当に必要な人材を見極めるにはどうすればいいのでしょうか?
次回、具体的な解決策について詳しく解説していきます。