つるき社会保険労務士・行政書士事務所(北海道小樽市)の鶴木貞男です。
このたび、公益財団法人21世紀職業財団が実施する「ハラスメント防止コンサルタント認定試験(第17回)」に合格し、ハラスメント防止コンサルタントの資格を取得いたしました。
なぜ私がこの資格を取得したのか?またどのような形でお客さまに貢献できるのか?を報告させていただきます。
ハラスメント防止コンサルタントの資格を取得した理由
近年、パワーハラスメントをはじめとするハラスメントは、どの業種や規模の職場でも起こる身近な問題になってきました。
一方で、どうやって対処をすれば良いかわからないという声が多いのも事実です。
私も前職の北海道大学のハラスメント担当部署で働いていた時、ハラスメント相談でこんな悩みを受けてきました。
• 「なんとなく雰囲気が悪い気がするが、どこに相談すればいいか分からない」
• 「制度はあるが、実際に運用できていない」
このようにハラスメントを本質的に解決できていない声を聞いていたので、社労士として独立したら、「ハラスメントを専門的に支援したい」という思いが年々強くなっていました。
今回の合格をきっかけに、実践的、予防的なハラスメント防止支援に取り組んでいけたらと思っています。
パワーハラスメント被害を経験した私だからこそ、取り組めることがある
なぜ、ここまで私が熱心にハラスメント対策に取り組んでいるか?と言うと、私自身が職場でのハラスメント被害の経験者だからです。
前職の在職中、私は出向先の職場で上司のパワーハラスメントを受けました。
上司は厳しく接して、私を育てたいという考えだったそうですが、私には合っていないマネジメント方法でした。
職場での厳しい叱責に、私はうつに近い状態が長く続き、自宅に帰ってからも仕事のことばかり考え、休日の家族での外出や趣味も楽しめなくなってしまったのです。
悪いことは重なり、子供に起きた学校での問題にも気づけず、妻に大きな負担をかけてしまった苦い経験があります。
幸いにも出向期間が2年間で終わったため、パワハラのある職場から離れることができて、私たちはその状況から抜け出すことができました。ただ、あの職場環境が続いていたら、もっとメンタルへの被害は大きかったはずです。
その後、私は人事労務のキャリアを歩む中で、ハラスメントに対する予防や対策を経験したり、社会保険労務士に合格して法的な知識と対処を身につけ、ハラスメントの実践的な対策や予防ができるようになりました。
ハラスメントの辛さを身を持って知る私だからこそ、社会保険労務士として職場のハラスメント対策に貢献したい強い意欲を持っています。
今回の資格試験では、「何がハラスメントとされ、なぜそう判断されたのか」という法的な理解を深めることができ、相談にのる際の心構えや技術についても学びました。より職場のハラスメント対策にお役に立てる社会保険労務士に近づけたと感じています。
最後に
ハラスメント対策は、「誰かを責めるための仕組み」ではなく、誰もが安心して働ける土台をつくるための仕組みだと考えています。
経営者や上司、部下も、立場や性格、経験が違えば、伝え方・受け取り方も違います。だからこそ、個人の感覚に頼らず、基準を整え、相談できる導線を用意し、日常のコミュニケーションを改善していくことが大切です。
• ハラスメント防止研修
• 相談対応の流れづくり
• 社内ルール/ハンドブックの整備
• 就業規則・服務規律等の見直し
• 外部相談窓口の設置・運用支援 など
資格取得を機に、より実践的・予防的なハラスメント防止支援ができるようになりました。上記のことで悩んでいたらお気軽にご相談ください。
職場の空気は、少しの整備で変わります。
誰もが気持ちよく働ける職場環境をお手伝いできたら嬉しいです。

